ミスチルと記号論

アブストラクト

7回に分けて論じた「ミスチルと記号論」は、以下の2つを主眼として書かれています。1 20世紀に隆盛した「記号論」という学問領域を、J-POPの歌詞に適用すること僕自身、記号論という学問に詳しいわけではありませんが、「書かれた言葉・テクスト(テキス…

長い長いテーマでしたが、今回でようやく一区切りです。 ミスチルがもたらしたパラダイムとは何かについて、ひとつの答えを出したところで前回は終了しました。 「自己」が「自己」たりえるための「記号」として、ミスチルは自身の歌を通して、ある提案を行…

あと2回で終わるかなぁ、という感じのこのテーマです。 他とは違うとはどういうことなのか、その差異化の体系を突き止めていくために、これ以上分割できないindividualな単位として「個人」を軸に考えていこう、というところまで来ました。個人の中にある多…

今回は、恋愛以外の社会的なテーマを扱ったミスチルの歌詞を参照しながら、ミスチルの押し広げたパラダイムについて考えていきます。僕の個人的な事情で更新が遅れまくり、だらだらと続くのがうっとうしくなってきたので(笑)、ここに字面を割くことはやめ…

テスト中ですが、両津です。 今回は、恋愛と友情を差異化するものとしてミスチルが提示した「記号」という概念について考えようという試みでした。でも、ここは別に主張したい部分じゃないんですよね(笑)手短に済ませて、次は「文化の差異化」って重いテー…

テストがひと段落しました。ミスチルの歌詞をたよりに、「男/女」の差異化を考えてはじめているところでした。 恋愛とは何か。 非常に難しい問題です。 比較の視点を持つとわかりやすくなったりするので、ありがちな議論ですが、「恋愛」を、「友情」という…

どうも、両津です。 だいぶ間が空いてしまいましたが、ミスチルと記号論の第二回目です。 今回はまず、記号論とは何であるのかについて簡単に説明します。 といっても、特に小難しい本や大学の講義を受けたわけではないので、あまり多くを語れるわけではない…

どうも、両津です。間が開きました。前回のような混沌とした、あまり大衆受けのしないテーマはしばらく封印して、今回はおよそ3週間、7〜8回分程度を費やして「Mr.Children」の歌詞について考えてみたいと思います。 まず、第一回として、なぜこのテーマ…